立位診療とは
不安や緊張を和らげる診察を
治療前も治療後も笑顔&笑顔
当院は患者さんが座った状態(立位診療)で診療・治療しています。
今は患者さんが診察台に横になるスタイル(水平位)が主流ですから、初めての方は少し違和感があるかもしれません。
私自身も大学では水平位での診療を習ってきたのですが、実際の診療の場で立位と水平位を比べてみた結果、患者さんが横になった体勢での治療は、患者さんが怖がるわけです。
そのような経験も踏まえて、当院では立位診療を行っています。
立位診療のメリット
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メリット1:誤飲防止座った状態ですので、治療中の唾液や水、削りカスなどが喉に溜まりずらく、うっかり飲み込むようなことも防ぐことができます。
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メリット2:自然な噛み合わせ食事をする体制と同じ座った状態ですので、噛み合わせを調整する際も自然な噛み合わせが再現できます
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メリット3:不安解消自然に視線が合う状態で、これから行う治療の内容を(時に面白く)説明しています。その際、緊張をほぐすためにも必ず一度笑顔になってもらえるよう心掛けています。
患者さまが横になった姿勢ですと、どうしても術者が覆い被さって上から覗き込む体勢になってしまいます。
立位診療では、術者と患者さまの目線が同じですので、自然でリラックスした状態を保てると感じています。
器具類を見るのも怖い」という方もいらっしゃいますが、用途などをあれこれ説明しているうちに緊張が安心感に変わっていくようです。