先代から受け継ぐ診療方針

1954年に母がかむろ坂で歯科医院を開院しました。
実は母方の曽祖父も白金で歯科医師をやっていて、戦後の物資が不足していた時代には畑で採れたキャベツと交換に患者さんの入れ歯を作っていたりしたそうです。

母はそんな曽祖父の“患者さんを大事にする診察姿勢”を受け継ぎ、朝から晩まで診療していました。
忙しい母に代わって私の面倒を見てくださったのが近所にお住まいの患者さん。夜ごはんを食べさせてくれたり、お風呂に入れてもらったりしました。
「先生にこんなに歯をきれいに治してもらったよ。お蔭で好きなものが食べられるようになったよ。」と周りの皆さんから言われて育ったお蔭で、母の仕事の大切さを実感することができました。

時間も労力も惜しまずに患者さんに向き合うこと。
どの世代にも安心して診療を受けていただくこと。
地域の皆さんが安心して通っていただける歯科医院を念頭に診療を行っています。